内容説明
本書では、最も効果的かつ効率的な経営改善のアプローチとして、業績直結型の経営改善の進め方、事業戦略の立て方を提唱したい。それは、(1)財務分析を入口として、改善すべきポイントを明確にして、(2)仮説思考を使いながら、財務分析と事業分析を意識的に結びつけ、(3)改善策についても、事業上の改善策とそれによる財務的成果を直接的に結びつけて考えることを徹底的に意識している。
目次
第1章 経営改善思考の全体像―経営改善の考え方・捉え方(経営者は「先を」「高く」「深く」捉えよ―業績良好企業の経営課題の捉え方;業績直結型の経営改善の全体像―経営改善は、どこから入って、どこに出ればよいか?)
第2章 業績を上げるための財務分析―経営改善の入口と出口を捉えよ(本当の財務分析力とは?―財務分析のポイントは2つ;業績改善に直結する財務分析のしかた―経常利益増減要因分析とその活用法;業績改善に直結する改善策のポイント―3つの切り口で考える経営改善策;業績改善に直結するキャッシュ・フロー分析のしかた―中小企業のためのキャッシュ・フロー経営とキャッシュ・フロー分析のポイント)
第3章 業績を上げるための事業分析と事業戦略―経営改善のキモを捉え、戦略をつくれ(財務分析と事業分析を一体で結びつけて考えることが大切―財務と事業は表裏一体;業績改善に直結するフレームワーク・戦略論の使い方―フレームワークは道具。道具に使われるな、使え;業績改善に直結する戦略とは―業績改善をもたらすのは戦略自体の優劣か)
第4章 業績を上げるための経営機能強化策―戦略の実行力を強化せよ(営業力強化のポイント―顧客接点を強化せよ;製造力強化のポイント―Q(品質)、C(コスト)、D(納期)を強化せよ
開発力強化のポイント―将来の収益源をしっかり創り出せ)
第5章 業績直結型の経営改善事例(業績不振、再生支援企業における事例;業績良好企業における事例)
著者等紹介
鍵谷英二[カギヤエイジ]
公益財団法人日本生産性本部主席経営コンサルタント。公認会計士。1965年岐阜県生まれ。1988年千葉大学法経学部法学科卒業。1988年太陽神戸銀行(現三井住友銀行)入行。1993年青山監査法人(現あらた監査法人)入所。1997年公認会計士登録。1998年「日本生産性本部経営コンサルタント養成講座」を修了後、経営コンサルタントとして、中堅中小企業を主なクライアントとし企業の診断指導にあたり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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