内容説明
2010年6月に「包括利益の表示に関する会計基準」が公表され、2011年3月31日以後終了する連結会計年度の年度末に係る連結財務諸表から適用されます。本書では、包括利益会計基準の概要、包括利益計算書および注記数値の作成方法、会計基準適用に際しての実務上の留意点に加え、包括利益が業績評価指標に与える影響や、国際的な会計基準における動向について解説しています。
目次
第1部 包括利益が業績評価指標に与える影響(包括利益計算書における業績評価指標の役割;その他の包括利益のマネジメント;当期純利益のマネジメント)
第2部 包括利益の表示に関する会計基準の内容と実務(包括利益の表示の導入;包括利益に関する開示規定;包括利益計算書および注記数値の作成方法;その他の包括利益項目の具体的な取扱い)
第3部 国際的な会計基準における包括利益(米国における包括利益概念の萌芽;世界における包括利益に関する会計基準の導入;IASBとFASBによる包括利益に関する会計基準の改善;IASBとFASBによる包括利益に関する会計基準の収斂)