内容説明
「初級マクロ経済学」の標準的な構成のテキスト。ケインズの国民所得決定の理論(有効需要の原理)の45度線図を用いた説明から始まり、財市場(フロー市場)と貨幣市場(ストック市場)の相互作用をモデル化した「IS・LM分析」へ進み、さらにはそれらの分析を拡張した「総重要・総供給分析」によって物価水準の決定を論ずる。
目次
第1章 国民経済計算の基礎
第2章 短期における国民所得の決定
第3章 貨幣の需要と供給
第4章 IS・LM分析
第5章 投資と消費
第6章 総需要・総供給分析(IS・LM分析の拡張)
第7章 開放経済のマクロ分析
第8章 経済成長と景気循環
第9章 日本経済とマクロ経済学
第9章への補論:2017年‐2021年の日本経済について
著者等紹介
浅田統一郎[アサダトウイチロウ]
中央大学経済学部教授。経済学博士。1954年愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1982年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得満期退学。理論経済学専攻。駒澤大学助教授、中央大学助教授を経て、1994年より現職。1998年経済学博士(中央大学)。この間、1989‐91年ニューヨークのニュー・スクール・フォア・ソーシャル・リサーチ(現ニュースクール大学)客員研究員。2001‐3年ドイツのビーレフェルト大学客員研究員。2009年‐10年シドニー工科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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