出版社内容情報
停滞する日本企業に対して管理会計機能の強化を提案。具体的には、CFOの下に本社と子会社、事業部門の管理会計担当者を置き、企業の経営管理に貢献できる体制を作ること。
内容説明
経営管理の変革を望む日本企業におくる。日本企業がその輝きを失ってから久しい。その輝きを取り戻すために取り組むことの1つに、経営管理組織、管理会計機能の強化がある。具体的には、CFO(最高財務責任者)が経理財務部門だけを担当するのではなく、米国の先進企業のように、本社と子会社、事業部門の管理会計担当者(FP&A)を配下に置き、その機能を高め、企業全体の経営管理をリードすることである。本書は、米国企業での実務経験を活かし、日本の大学院で理論研究を進めてきた著者が考える、日本企業の経理・企画・事業管理組織に対する改革の提案をまとめたものである。輝きを再び取り戻す一助になるのではないだろうか。
目次
第1章 本研究の背景と目的
第2章 管理会計担当者(FP&A)についての概念整理
第3章 日本の管理会計担当者の役割と海外先進国との比較
第4章 日本企業における管理会計担当者(経理財務・経営企画)
第5章 管理会計担当者の役割変化を促進・阻害する要因
第6章 日本企業における管理会計担当者の役割と知識、スキル、貢献知覚
第7章 事業部門の管理会計担当者を対象とした調査
第8章 本研究のまとめと提言
著者等紹介
池側千絵[イケガワチエ]
ストラットコンサルティング株式会社代表取締役。慶應義塾大学大学院経営管理研究科非常勤講師。一般社団法人日本CFO協会主任研究委員。中小企業診断士。米国公認会計士。慶應義塾大学大学院経営管理研究科Executive MBA修了、修士(経営学)。青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科博士後期課程修了、博士(プロフェッショナル会計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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