内容説明
1990年代の日本企業の教育は「選抜・選択教育」「自立的キャリア形成と支援」等がキーワードとして注目され、階層別教育から専門教育、管理者教育からリーダー教育、集合教育から個人・グループ学習への変革も進んできている。そこでまず、21世紀の方向を考案する土台として戦後の日本の企業教育の歩みを整理することをこころみている。日本企業のラーニング・シフトの動向である。本書は、21世紀という新ミレニアムのスタート期、そしてIT革命期、さらに「失われた10年」等といわれているバブル不況からの転換期に、日本の企業教育の転換、変革、学習へのシフトの方向を考案するものである。
目次
第1章 日本企業のラーニング・シフト(ニュー・コンセプト;企業教育の進化)
第2章 21世紀の企業教育“オープン学習コミュニティー”戦略(オープン学習コミュニティー;プロトコルとコンテクスト共有・創造;“オープン学習コミュニティー”戦略 ほか)
第3章 先進企業のラーニング・シフト(日本IBMの“プロフェッショナル”育成;松下電器のグローバル・リーダーの育成;横河電機の生涯キャリア開発支援 ほか)
第4章 21世紀人材開発の課題(産学連携教育の進展;日米企業の教育投資;日米企業の教育評価 ほか)
著者等紹介
根本孝[ネモトタカシ]
1944年東京生まれ。明治大学大学院経営学研究科博士課程修了。日本能率協会、中央商科短期大学を経て現在、明治大学経営学部教授
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