内容説明
世界最大規模・国内最大規模の調査からわかった“幸せの形”の最新成果を紹介。
目次
第1章 ウェルビーイング(幸福)とは
第2章 日本の幸福度
第3章 お金と幸福度
第4章 人とのつながりと幸福度
第5章 働き方と幸福度
第6章 住みよさと幸福度
第7章 幸福度の地域別比較
第8章 国内47都道府県における人々の選好の比較
第9章 大都市における人々の選好の比較
第10章 東京23区における人々の選好の比較
著者等紹介
鶴見哲也[ツルミテツヤ]
南山大学総合政策学部准教授。東京大学新領域創成科学研究科助教を経て現職
藤井秀道[フジイヒデミチ]
九州大学経済学研究院准教授。地域の豊かさ(新国富)を見える化するツール「EvaCva‐Sustainable」の開発を行っている。2021年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学賞」を受賞
馬奈木俊介[マナギシュンスケ]
九州大学工学研究院教授・主幹教授・都市研究センター長。国連「新国富報告書」代表、多くの国連報告書の統括代表執筆者、OECD(経済協力開発機構)貿易・環境部会副議長、2018年・世界環境資源経済学会共同議長などを歴任。世界各国の新国富指標など、持続可能性を評価する手法の開発を代表して行っている。第16回日本学術振興会賞受賞。第25期日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蝉の一生
1
幸福を測定する、「見える化」することは、これからの社会のありようを見つけるためにも重要なことだと思いました。データからは、幸福度に大きな影響を与えているのは、人とのつながりや働き方等であるとされます。人生の限られた時間を何に使えるか、これが北欧と日本(特に現役世代!)との幸福度の違いを生む大きなポイントと私は理解。やはり処方箋は、働き方改革か…。また、国内では、家族関係の満足度が総じて東北で低く、九州で高い傾向にありますが、この地域間格差はどういうところに起因するのか、答えを知りたいものです。2023/07/17
アカショウビン
1
厳選されたものを大切に愛着を持って長く使用していく、それは環境に、経済にそして自分の幸福のためにもなる。日本と同じ消費スタイルを世界の発展途上国が行うと、地球はもたない。(プラネタリーバウンダリー)差別のない社会が北欧の幸福度の高さにつながっている。九州地方の価値観が他地域と違うということは、体感的に納得する。またそれは人間関係的なものに関係することも実感としてある。田舎はどこでも似たようなものだ、と思っていたが、東北はそうではないとうのは驚いた。九州は、東京(都会)に対して、九州の価値を誇っているのか。2022/11/08
アルミの鉄鍋
1
★3 すごくフィンランド上げな本だなと思った。フィンランドの真似しなくても昔の日本の生活は四季を感じて貧しくても心豊かな暮らしをしてたんじゃないかな。いつのまにか大量消費が当たり前でモノが溢れてる生活が普通になってしまっている。一人一人が振り返らないと難しい事ではあるなと思った。2021/12/18
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