内容説明
新型コロナウイルスで深刻な経済的な打撃を受けている主要国は、環境関連ビジネスを中心とした経済成長で立ち直ろうとしている。これまで欧州で先行していた脱炭素の動きは、ポストコロナにおける経済的な覇権をにらんで世界中で加速しはじめた。いまや環境問題に配慮しなければ、企業は消費者からそっぽを向かれ、機関投資家はアセットオーナーから資金を預けられなくなる時代となったのだ。本書では各国がしのぎを削る政策や基準作りの現状と、それに歩調をあわせた機関投資家の動き、求められている企業のあり方について、著名ストラテジストが解説。脱炭素時代の勝ち組を考える。
目次
第1章 日本の環境政策と環境関連株
第2章 サステナブルファイナンスとサステナブル経営
第3章 日系運用会社のESG対応
第4章 サステナブル経営と事業会社の環境関連事業
第5章 世界をリードする欧州の環境政策
第6章 欧州の環境情報の開示と運用会社・事業会社の対応
第7章 バイデン政権下の米国の気候変動対策
第8章 中国の気候変動問題と環境対策
著者等紹介
菊地正俊[キクチマサトシ]
みずほ証券エクイティ調査部チーフ株式ストラテジスト。1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社、大和総研、2000年にメリルリンチ日本証券(マネージングディレクター)を経て、2012年より現職。1991年米国コーネル大学よりMBA。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA協会認定証券アナリスト。日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2011~2020年に1位7回。日本ファイナンス学会、日本金融学会、組織学会、景気循環学会の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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駒場
Koki Miyachi
かつ