内容説明
近年次々と進められた法改正や規制緩和、グローバル経済の進展などによって、現代の日本企業を取り巻く環境は劇的に変化している。現代の経営環境における今日的な「成長」あるいは「企業価値の向上」の特徴と課題を様々な観点から分析し、これからの日本企業の財務管理のあり方を提示する。
目次
第1部 成長戦略と企業価値(企業価値とグローバル市場;企業価値向上の財務戦略;企業行動と企業評価の新機軸;機関投資家の投資行動;環境経営戦略のための3つのステップ)
第2部 企業価値向上と証券市場(中小企業金融におけるエクイティ・ファイナンスのあり方;新規株式公開時における株主構成と企業価値;新興企業の成長とIPO;社債市場創設による中小企業の成長と地域活性化;買収防衛策としての株式持ち合いとコーポレート・ガバナンス)
第3部 新ビジネス・ファイナンスの今日的課題(日本企業の配当政策―過去・現状・展望;財務リストラ後のM&A―資金調達の特徴と設備投資との関係;証券化の今日的役割―資金調達手段から利益拡大を実現する証券化;金融ビッグバン以降における金融機関の経営改革;規業財務の変容と制度会計の問題点)
著者等紹介
坂本恒夫[サカモトツネオ]
明治大学経営学部教授、同大学教務部長。経営学博士。1947年京都府生まれ。1979年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。1991年より現職
文堂弘之[ブンドウヒロユキ]
常磐大学人間科学部准教授。経営学博士。1970年東京都生まれ。2001年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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