内容説明
企業財務が目標とする課題は、企業価値の最大化と信用格付けの向上による財務リスクの最小化であり、その両面をバランスよく推進することがCFOの役割となっている。こうしたことから、従来、一体としての議論は十分ではなかった、企業価値の向上と財務リスクマネジメントを併せて議論する観点から、資本の調達と事業展開ならびに財務管理について、その戦略・評価・マネジメントを取り上げている。
目次
第1部 連結財務情報による企業価値分析(財務分析の視点;資本収益性の分析;財務の健全性の分析)
第2部 グループ財務管理と財務リスクマネジメント(資本・負債の構造分析;規制環境の変化とリスクマネジメントのフレームワーク;グループ経営と財務リスクマネジメント)
著者等紹介
田尾啓一[タオケイイチ]
1973年、京都大学理学部卒業。同年、三井情報開発(株)入社後、企業の情報システム構築並びに調査研究を担当。1980年、監査法人トーマツに入社し代表社員を経て、1997年よりデロイトトーマツコンサルティング(株)(現在のアビームコンサルティング)執行役員として、企業の経営・財務管理、リスクマネジメント等のコンサルティングを担当。2005年4月より立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授。立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授。アビームコンサルティング(株)プリンシパル(執行役員)。公認会計士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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