内容説明
本書は、会社の売り手であるオーナー経営者の立場から有利に手続きを進めるための実務を、税務と法務の観点から一体的に解説するものである。M&A実務の進み方を基本的なところから解き明かしつつ、売主による企業価値向上のための「磨き上げ」や「M&A後のオーナーの関与」など、中小企業に固有の問題点に留意した話題を取り上げる。事業承継を考える経営者のみならず、オーナー系企業の経営に関与する税理士および金融機関・コンサルティング会社の担当者にも必携の一冊となっている。
目次
第1部 事業承継型M&Aの全体像(会社と従業員の未来のための事業承継型M&A;事業承継型M&Aを阻害する要因;売主による企業価値向上のための「磨き上げ」;時間、コスト、リスクを意識したストラクチャー;事業承継型M&Aのプレーヤーとプロセス)
第2部 事業承継型M&Aの実務問題(株式の整理・集約(MBOを含む)
オーナーに相続が生じた場合のM&A
組織再編成を利用した事業承継型M&A
法務デューディリジェンス
株式譲渡契約のポイント ほか)
著者等紹介
小山浩[オヤマヒロシ]
弁護士法人森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士。2001年早稲田大学法学部卒業、2003年早稲田大学法学研究科修了、2006年中央大学法科大学院修了、2007年弁護士登録、2014年米国ミシガン大学ロースクール修了(LL.M.,International Tax)。東京国税局調査第一部調査審理課にて国際調査審理官として勤務(2016年~2018年)
園田観希央[ソノダミキオ]
弁護士法人森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士。2006年東京大学法科大学院修了、2007年弁護士登録、2014年米国バージニア大学ロースクール修了(LL.M.)、2016年ニューヨーク州弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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