内容説明
持続的な経済成長を可能にするためには、われわれ人間を含む動・植物が持続的に生存可能な地球環境を維持・保全することが不可欠である。近年の産業界でも、資源の枯渇が少しずつ見えてきたためか、資源の確保としてのリサイクルに注目している。いま企業に求められるのは、人類生存の選択権を将来の世代に引き継ぐ手段としての「環境戦略」を一刻も早く確立することである。本書では環境保全・環境経営の現状を科学的に捉えつつ、企業が取るべき環境戦略のあるべき方策について具体的に提示する。
目次
第1章 事前のコンセンサス(環境のコンセプト;理系と文系―無意味な壁;アイディアと技術管理;プロジェクトチームの編成)
第2章 環境プロジェクトの管理(プロジェクトマネジメント;研究開発;知見の整理)
第3章 環境コンセプト(商品開発のコンセプト;企業の目標;一般公衆;コモンズ)
第4章 環境商品の開発(考え方;商品の評価;施策の方向;環境ソリューション)
著者等紹介
勝田悟[カツダサトル]
1960年石川県金沢市生まれ。東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程・大学院人間環境学研究科准教授。工学士(新潟大学)(分析化学)、法学修士(筑波大学大学院)(環境法)。職歴:政府系および民間シンクタンク(研究員、副主任研究員、主任研究員、フェロー)、産能大学経営学部(助教授)を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。