内容説明
本書では、企業やNPOで働くミドルを対象に、職場のマネジメントに関するいくつかの重要なトピックを取り上げ、学術的な先行研究はもちろん様々な事例や実際の調査結果を踏まえ、活き活きとした職場作りのマネジメントを行うためのいくつかの提言を試みました。本書でミドル・マネジメントや職場に焦点を当てる理由の1つは、本来日本企業の強みは職場にあると言われてきたことと関連しています。もちろん、われわれは「以前はよかった」「昔に帰れ!」といった回顧主義を標榜するつもりはありません。現在の状況に合わせた職場の強化の方向性を探っていきたいと考えており、またそれは可能であるとも考えています。
目次
第1章 ミドル・マネジャー:職場の経営学の主役
第2章 活き活きした職場をつくる「フォロワーシップ」
第3章 グループシンクとチームシンク:建設的な集団的問題解決にむけて
第4章 集団効力感:チーム力が発揮されるとき
第5章 職場の不文律をマネジメントせよ
第6章 ダイバーシティ・マネジメント:個々人の能力を最大限引き出すために
第7章 テレワークとバーチャル・チーム:時空間を越えてグローバルにつながる職場への試み
著者等紹介
北居明[キタイアキラ]
甲南大学経営学部経営学科教授。滋賀大学経済学部卒業。神戸大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。大阪学院大学講師、助教授、大阪府立大学准教授、大阪府立大学大学院経済学研究科教授を経て現職
大内章子[オオウチアキコ]
関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。総合商社勤務の後、慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。三重大学人文学部助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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