内容説明
労働基準監督署の是正勧告とは、労働基準監督官が立入り調査の後、法違反に該当すると認めた事項について是正を勧告するものであり、事業所は勧告を受けた事項について期限内に是正して労働基準監督署に書面で報告する必要がある。具体的には、法定労働時間に関する違反、就業規則未作成、割増賃金不払い、労働条件明示違反、賃金台帳への労働時間未記入などがよく見られる事案であるが、最近は労働条件の明確化、労働時間や割増賃金に関するものが顕著である。本書は、労働基準法、労働安全衛生法等労働関係諸法令について、事業主の犯しやすい違反事例を掲げることでこれを未然に防止するとともに、是正勧告等を受けた場合の対処法を明らかにする。
目次
総論
労働基準法編(総則;解雇・退職;賃金 ほか)
労働安全衛生法編(安全衛生管理体制;労働者の危険又は健康障害を防止するための措置;健康の保持増進のための措置 ほか)
労働安全衛生法 資料編(安全衛生チェックリスト;指導票について)
著者等紹介
河野順一[コウノジュンイチ]
社会教育家。江戸川労務管理事務所所長、全国青年社会保険労務士連絡協議会代表、全国企業連盟(労働保険事務組合)専務。長年にわたる資格試験受験指導および独立開業指南の経験を活かし、社会教育家として多数に上る書物を出版。現在の司法制度に関する提言を行い、様々な機関紙上で論文を発表しているため、各省庁関係者とのパイプを持つ、最近では平成10年社労士法改正の原動力となり、規制改革に関する社労士界のオピニオンリーダーを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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