内容説明
日米企業の、戦間期から現在に至る歴史を対象として、両国の一見異なっているかに見える歴史が、実はともに市場中心型コーポレート・ガバナンスの発展であることを明らかにしようとしている。
目次
第1編 市場を基礎に競争した戦間期の日米企業(市場中心型コーポレート・ガバナンスの戦間期日本;戦間期日本の金融・証券市場と機関投資家;アメリカにおけるBerle & Means型企業の成立)
第2編 戦後の日米企業の異質性と同質性(経営者支配から株主資本主義へ;メインバンク・システムの確立と解体)
第3編 市場中心型コーポレート・ガバナンスへの再収れん‐21世紀初頭の日米企業(株主資本主義の発展とコーポレート・ガバナンス改革;コーポレート・ガバナンス改革と株主行動主義)
著者等紹介
新保博彦[シンポヒロヒコ]
1946年生まれ。1970年大阪大学法学部卒業。民間企業勤務を経て1987年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。四国大学経営情報学部教授を経て1997年から、大阪産業大学経済学部教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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