内容説明
本来の企業業績を求めることに徹底したうえでの、自浄能力を備えた企業、それがコーポレート・ガバナンスの原点であると思われる。それが決して十分に徹底しきれないことをすでに現実の企業は示していると言いたい。何よりも、今日の巨大な株式会社はすでに株主の手を離れた、社会的存在であることを銘記すべきなのではないのか。その現代企業=株式会社の変化、変貌をみたい。
目次
第1章 社会的存在としての企業
第2章 敵対的買収は可能か
第3章 グローバリゼーションとコーポレート・ガバナンス
第4章 証券市場をめぐって
第5章 コーポレート・ガバナンスの分析
第6章 透明性と情報開示
第7章 フォルクスワーゲン対ゼネラル・モーターズ
著者等紹介
高橋俊夫[タカハシトシオ]
1939年、愛知県名古屋市生まれ。明治大学経営学部教授。経営学博士(明治大学)。ドイツ経営学研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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