内容説明
グローバル・スタンダードの一般理論を学ぶだけでは、日本の金融市場や、日本企業の財務戦略に適用するのは難しい。投資銀行やコンサルティング・ファームで実務経験豊富な著者が、日本企業の財務戦略や財務再構築などの実務に使える理論を解説。CFOを目指す人のための最新MBAテキスト。
目次
1 価値(価値の考え方;株式の価値評価 ほか)
2 リスク(リスクとリターン;資本コスト、EVAと会計上のバイアス)
3 資本構成と資金調達(株式による資金調達;配当政策 ほか)
4 財務経営管理(運転資金;短期資金計画 ほか)
5 企業グループの事業ポートフォリオ、資本構成の最適化(企業買収や合併;企業グループの資本構成の最適化)
著者等紹介
村藤功[ムラフジイサオ]
九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻コーポレート・ファイナンス担当教授、ベリングポイント社アドバイザー。東大法学部卒、ロンドン・ビジネス・スクールMBA。Bain&Co、メロン銀行、CSファースト・ボストン、ペレグリンを経て、1998年からアンダーセンで財務戦略部門を統括。2002年に、エンロン問題で、アンダーセンとKPMGのコンサルティング部門が統合され、ベリングポイント社と名称変更されたことに伴い、アンダーセンのパートナーからベリングポイント社のマネージング・ダイレクターへ。2003年4月から開設された九州大学のビジネス・スクールで企業財務とM&Aを担当。スカパーのビジネス・ブレークスルー・チャンネルで番組講師、コンテンツ委員会委員。経済産業省主催の地域金融人材育成システム開発委員会(2003年度)と財務管理人材育成システム開発委員会(2004年度)の委員長。経済同友会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。