日本流通マーケティング史―現代流通の史的諸相

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502380709
  • NDC分類 675.021
  • Cコード C3034

内容説明

日本の流通システムにおいて、流通系列化・流通支配はいかに進んだのか。そこでのリベート支給など伝統的取引慣行はどう変化したのか、小売業の業態はいかに形成され変遷したのか、伝統的小売業であるよろず屋はなぜ霧散したのか、これらの背景にある商業観の検討など、日本型流通システムの特徴が明らかにされている。また、戦後の経済発展とともに、メーカーを中心としたマーケティングの展開は、企業の発展に不可欠な要因であったが、ういろうを事例としたブランド問題、ブーム的様相の顧客囲い込み(消費者組織化)問題、製販の関係性についてのリレーションシップ・マーケティングや、食の安全に関わる遺伝子組み換え食品の企業マーケティング問題など、多岐にわたる日本型マーケティングの特徴が解き明かされている。

目次

第1章 小売業態の形成と変遷
第2章 よろず屋小売業態史考
第3章 伝統的取引慣行の動態
第4章 流通支配・再販の編成と変容
第5章 日本商業観の基底
第6章 日本型マーケティングの源流
第7章 ういろうブランド史考
第8章 顧客囲い込みプロモーション史考
第9章 リレーションシップ・マーケティング史考
第10章 GMOマーケティング史考
補章 草創期における日本流通学史考

著者等紹介

小原博[コハラヒロシ]
東京都生まれ。拓殖大学商学部教授、商学博士、同大学院商学研究科委員長。専攻はマーケティング論、流通論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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