感染症と経営―戦前日本企業は「死の影」といかに向き合ったか

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感染症と経営―戦前日本企業は「死の影」といかに向き合ったか

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  • サイズ 46判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784502377419
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C3034

内容説明

かつて、私たちの生活に「死」がより身近な社会があった。スペイン風邪や結核の脅威がすぐそばにあったのだ。『細雪』のような小説、『ゴンドラの唄』のような流行り歌にもそうした現実が刻み込まれている。本書では、そうした戦前日本社会において、人々―労働者・消費者・株主―がどのように行動したのか、それに対して企業がどのように対応していったのかを振り返っている。「死の影」が生み出したともいえる東洋の魔女、百貨店、出版社による代理販売、生協、経営者と株主の対話などのムーブメント・行動変容から、コロナ後の経営のあり方を検討する。

目次

序章 「死」が身近にある社会
第1章 「死」と労務管理
第2章 労務管理の変化と「東洋の魔女」の誕生
第3章 「死の影」の下での消費者―三越・主婦の友・生協はなぜ誕生したのか
第4章 企業と株主の関係―短期志向にいかに対応するのか
第5章 「死の影」の下での企業
第6章 企業に閉じ込められないために
終章 「コロナ後」の経営

著者等紹介

清水剛[シミズタカシ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。1974年生まれ。1996年東京大学経済学部卒業、2000年同大学大学院経済学研究科修了、博士(経済学)。東京大学大学院総合文化研究科専任講師、同助教授、同准教授を経て現職。この間、ソウル大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで客員教授、イェール大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員を務める。専門は経営学、経営史学、法と経済学で、とりわけ企業システムおよび企業経営と法制度の相互作用に関する研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/04/13

しまちゃん

0
著者のあとがきに「この本には「コロナ後」の経営について戦前の日本企業の経営をもとに考えるという目的とともに、戦前日本の経営や社会について関心を持ってもらうという目的も持たせているつもりである。」とあります。戦前期の平均jy名は明治・大正期で男性43~45歳、女性44~47歳程度であり、終戦直後の1947年には平均寿命が若干延びて男性50.06歳、女性53.96歳となる。2015年時点の平均寿命は男性80.75歳、女性86.99歳とさらに長い。コロナ危機の下、私たちは「死」を身近に感じるようになった。2022/03/12

たけぞう

0
ちょっと無理やりコロナと紐づけてるけど、不確実性が高いときの企業活動の経営史、みたいな内容で、ちょっと内容は残念だったな…2021/08/16

はらへねこ

0
これまでの歴史で感染症という「死の恐怖」が身近なな状況になったときに企業がどのように経営のかじを切ってきたのか、そこから現代経営へ警鐘を鳴らす一冊。歴史読み物としても楽しめて、重い内容に対し軽い筆致で読み進められる。2021/05/05

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