内容説明
本書は、ますます不確実性が高まる金融機関経営環境の中で、従来型事業モデルをいかに進化させ、あるいは脱却し、新たな事業モデルを構築するかの具体的な処方箋を示すことを目的としている。
目次
第1章 デジタルは金融業界をどう変えるか(金融ビジネスの構造的転換;銀行業界の状況と今後のシナリオ;証券業界の状況と今後のシナリオ;ペイメント業界のシナリオと今後のシナリオ)
第2章 経営改革の処方箋(不確実な時代の経営戦略とは;差別化するための新規事業創出とは;生き残るためのコスト構造改革とは)
第3章 DX(デジタルトランスフォーメーション)の処方箋(DXの全体像とは;DX時代の営業の型とは;DX時代のデータ利活用とは;DX実現を支えるITとは;DXを支えるデジタル組織とは)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
デジタルが金融業界に今後どのような変革を行っていくかをコンサル会社がまとめたものでこの分野に興味のある方には参考になるのでしょう。ただやはり金融業界の方ではないので業務的な細かいことではなく、全体像を大きく理解していくにはいいのでしょう。銀行、証券、ペイメント業界などに分けても説明してくれています。2021/04/02
Go Extreme
3
金融ビジネスの構造的転換:変革・8つの要因 トランスフォーメーション 不確実性への対応 銀行業界:2030年の銀行・地域銀行 証券業界:現状 未来の姿 ペイメント業界の状況と今後のシナリオ:課題 BtoB決済 経営改革の処方箋 不確実な時代の経営戦略 差別化するための新規事業創出:黄金比 検討方法 思考方法 イノベーションマネジメント改革 コスト構造改革:徹底的なBPR 領域ごとの徹底的な業務改革の手法 スマートワークと両立したBPR DXの処方箋:全体像 営業の型 データ利活用 IT デジタル組織2021/04/19
けいすけ
1
【概要】デジタル化による今後の金融機関のあり方について解説している。デジタルがどのように活用されるのか、経営改革、DXの三部構成。2021年4月発行のため、最新の状況が反映された内容になっている。経営戦略的な目線が強い内容。【ポイント】①競争の変化→参入障壁が高く、規制で守られている中でいかにコストを下げるかの競争から異業種からの参入で顧客から選ばれ、存続するための戦いへ。②プロダクト展開のスピード感→時間を掛けて完璧なものからアジャイル型へ。まずは必要最低限の機能を見極め、アップデートしていくスタイルへ2021/08/31