こんなにおもしろいシリーズ こんなにおもしろい探偵業の仕事

児玉総合情報事務所【監修】/金澤 秀則【著】

中央経済社（2021/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 213p／高さ 22cm
• 商品コード 9784502373817
• NDC分類 673.9
• Cコード C2334

内容説明

探偵業という言葉からすぐに仕事の業務範囲を理解される方は少ないと思います。本書では興信所もしくは探偵社を中心に、依頼方法、業務内容から探偵業界の実態をわかりやすくお知らせすることを目的に企画しました。探偵社についてはあまり馴染みのない方が多いかも知れません。探偵会社は個人や一般企業では対処出来ない問題を、人知れず対応し解決している会社です。そこで働く探偵員の仕事を、第一線で活躍する探偵員の活動を通して分かりやすく紹介してみました。問題を抱え一人でお悩みの方が、探偵社・探偵員の仕事を知っていれば、悲しい事件に至らず解決される事案も多かったと思います。本書をお読み頂き、探偵業について正しく理解頂けることを願ってやみません。

目次

序章　調査会社（探偵社・興信所）の世界
第１章　探偵とはどんな仕事をするのか
第２章　探偵社の調査手法
第３章　「密かに」は探偵業の生命線
第４章　五反田「地面師」詐欺事件について
第５章　弁護士・裁判資料としての調査依頼
第６章　法人からの調査依頼
第７章　個人からの調査依頼

著者等紹介

金澤秀則［カナザワヒデノリ］
日本探偵協会附設探偵警備士養成所で故児玉道尚より探偵技術について薫陶を受ける。平成２５年（株）児玉総合情報事務所の運営を任され代表取締役に就任する。事務所経営の他、一社）東京都調査業協会、一社）日本調査業協会の各専門員、理事の要職を務める。調査業界のコンプライアンス強化に取り組むほか、各方面のエキスパートと幅広い人脈の中で現在、多忙な日々を過ごす。業界を代表する若手探偵の一人である（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kenitirokikuti]

図書館にて。2018年の第１版では「調査業」だったが、2021年の改訂改題で「探偵業」になった▲探偵業法こと探偵業の業務の適正化に関する法律は平成19年施行。第10条、業務上知り得た情報について守秘義務が課せられている。守秘義務って、まぁ当然じゃんと思うでしょう。ここには実は…があって…。昭和60年施行、興信所条例こと「大阪府部落差別事象に係る調査等に規則に関する条例」。調査会社の設立条件は、同和問題に関する調査は行わないこと

2023/09/15

[イケタク]

以前から関心のあった探偵業。 尾行や聞き込みによって調査を行う。 一般的には不倫や身元調査などの業務が多いと思われているが、今では企業調査なども行われいると聞いたが、本書を読んで改めて、イメージと違ったものであることが良く分かった。 弁護士や司法書士の仕事ではないかと言うものまで含まれていてかなり興味深い。

2021/06/09

[GX]

いろいろなひとの人生を垣間見てしまいました。以前務めていた会社が目黒にあったので、五反田のあの有名な土地の前は何度か、通り過ぎていました。あそこを舞台にして、何があったのか、普通には見れないような書類も見せてくれます。最後エピソードには救われます。ずっと暗い話ばかりだったので、最後に、こんな明るい、希望の持てる話が読めて良かったです。

2021/04/04

[Pintail]

☆☆☆★★

2021/08/03

[wang]

以前は誰でも勝手に探偵を始めることができたが、業務上のトラブルが多く平成19年からは届出などが必要になった。と言っても探偵だからできることが増えたわけではない。通常の人と同じ法律を守りながら、依頼者からの業務を遂行するすることが求められるその外形が定められただけ。やっては行けないことが明確化されたが、社会に存在する様々な問題を解決するために役立っている探偵の仕事の一端がうかがえる。企業スパイや業務上横領などの探索、信用調査。個人の捜索など事例が淡々と事実を積み上げるだけだが面白い。

2021/07/25