出版社内容情報
官僚的な統治を改革し、既得権益のメカニズムを払拭し、市民と共に社会を共治する起業家精神あふれるシステム設計を姉妹編『都市政府のガバナンス』との2分冊により提唱。
内容説明
都市政府とは、市民の自己統治システムとして都市社会の健全な統治の実現をその責務とする「市民の政府」である。都市社会を舵取りする都市政府は、これまでの都市形成を主導してきた官僚的な統治システムを抜本的に改革し、その既得権益のメカニズムを払拭し、市民と共に都市政府を共治する起業家精神あふれるシステムに変わらなければならない。本書では、政策論と管理論の観点から都市政府の設計を試みたものである。
目次
都市政府の政策(政策とは何か;政策の体系と構造;政策の理論;政策過程の理論と実際)
都市政府の行政評価(行政評価の目的;行政評価の手法;行政評価の仕組み)
都市政府の行政(ニュー・パブリック・マネジメント;NPMと新しい行政モデル;都市政府の新しい行政モデル)
都市政府の経営システム(政策管理と行政の意思決定システム;成果指向の政府経営システム;都市内分権と地域行政構想)
都市政府の議会(分権改革と議会;都市政府の議会;都市政府の議員)