出版社内容情報
官僚的な統治を改革し、既得権益のメカニズムを払拭し、市民と共に社会を共治する起業家精神あふれるシステム設計を姉妹編『都市政府のマネジメント』との2分冊により提唱。
内容説明
都市政府とは、市民の自己統治システムとして都市社会の健全な統治の実現をその責務とする「市民の政府」である。都市社会を舵取りする都市政府は、これまでの都市形成を主導してきた官僚的な統治システムを抜本的に改革し、その既得権益のメカニズムを払拭し、市民と共に都市政府を共治する起業家精神あふれるシステムに変わらなければならない。本書では、都市論、政策論および制度論のアプローチ、『都市政府のマネジメント』では、政策論と管理論の観点から都市政府の設計を試みたものである。
目次
第1章 新しい都市世界
第2章 都市政府のガバナンス
第3章 都市政府とは何か
第4章 分権改革と都市政府
第5章 都市政府の市民
第6章 都市政府のガバナンスの展望