出版社内容情報
政府の政策により、大学・研究機関からのベンチャーの創出・育成が課題となっている。ベンチャー先進国のドイツを例に日本のハイテク・カレッジベンチャー創出モデルを提案。
内容説明
政府は3年間で大学発ベンチャーを1000社にすると言っています。その目標に向けて、ベンチャー後進国である日本はアメリカを見習おうとしています。しかし、アメリカの2倍以上の起業があり、経済・経営システムも日本に近いドイツに学ぶべき点は多いといえます。本書は、そのような大学・研究機関発ベンチャーのドイツモデルを解説し、日本へのその適用を指南します。
目次
序章 カレッジ・ハイテクベンチャーは21世紀の旗手
第1章 ドイツにおけるカレッジ・ハイテクベンチャーの現状
第2章 ドイツの研究システムと強力な産学官連携
第3章 ドイツの起業支援機関
第4章 大学に起業文化を創るEXIST(大学からの起業)プログラム
第5章 欧州1のバイオ・ベンチャー・クラスターを形成した「ビオレギオ」プログラム
第6章 ドイツの大胆な公的マッチング・リスクキャピタル
第7章 ドイツモデルと日本への適用
著者等紹介
近藤正幸[コンドウマサユキ]
横浜国立大学大学院環境情報研究院教授、学術博士。ワシントン大学修士課程、東京工業大学修士課程修了後、1976年に通商産業省に入省。その後、スタンフォード大学博士課程留学、埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、世界銀行産業エコノミスト、工業技術院研究開発官、統計審議会専門委員、英国王立国際問題研究所客員研究員、工業技術院技術評価課長、高知工科大学大学院教授、フランス国立ポンゼショセ大学国際経営大学院(ENPC MBA‐TOKYO)非常勤講師などを経て、2001年から現職
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