内容説明
2019年(令和元年)の法改正により、パワーハラスメントに関する新しい規定が盛り込まれました。これを受け、パワハラ防止に関する指針も策定され、本年(令和2年)6月から施行されており、企業はより一層の対応が求められているところです。本書はパワハラ指針の内容を整理し、豊富な具体例を用いて、パワハラに該当する行為か否か(アウトか、セーフか)の判断ポイントを解説しています。あわせて、セクハラ、マタハラ、パタハラなどの各種ハラスメントにも言及し、パワハラとともに、それらの防止策についても言及しています。
目次
はじめに―職場のハラスメントは6種類
第1章 パワハラの新ルール1 職場のパワハラとは何か
第2章 パワハラの新ルール2 職場のパワハラの6類型
第3章 パワハラ防止法の内容と今後の対策強化の見通し
第4章 パワハラ問題の現状とパワハラ防止法の必要性
第5章 セクハラ・マタハラ・パタハラ・ケアハラの新ルール
第6章 「ハラスメント・ゼロ」の職場づくり―関係法令・指針で定められている予防・相談・解決の方法とは
著者等紹介
布施直春[フセナオハル]
2016年11月3日瑞宝小綬章受章。1944年生まれ。1965年、国家公務員上級職(行政甲)試験に独学で合格。1966年労働省本省(現在の厚生労働省)に採用。その後、勤務のかたわら新潟大学商業短期大学部、明治大学法学部(いずれも夜間部)を卒業。(元)長野・沖縄労働基準局長。(前)港湾貨物運送事業労働災害防止協会常務理事、葛西社会福祉専門学校非常勤講師(障害者福祉論、社会福祉論、公的扶助論、社会保障論、法学)、新潟大学経済学部修士課程非常勤講師(講師歴通算15年)、清水建設(株)本社常勤顧問、関東学園大学非常勤講師(労働法、公務員法)。〔現在〕羽田タートルサービス(株)本社審議役(顧問)、公益財団法人清心内海塾(刑務所等出所者、障害者等の就職支援、企業の労務管理改善研修等)常務理事、社会福祉法人相思会(知的障害児施設)理事、労務コンサルタント、著述業、セミナー講師業ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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