内容説明
情報技術(IT)の進展にともなう社会構造の変化は、過去の延長線で物事に対応することを困難にしている。このことは、所属組織、階層・年齢を超えて、創造的な問題解決が求められていることを意味する。本書では、「自らが思考し発想すること」が自己実現の第一歩であるとして、創造的問題解決を推し進める具体的方法と、集団・組織における創造性発揮のための基本原則をさまざまな事例から読み取ることを目的としている。
目次
第1編 創造性開発の意義と具体的方法(創造性科学論とは何か;情報変換の力を身につける4つの思考;創造的問題解決の鍵―合理的思考の有効性と自由な発想によるアイデア抽出;日常生活における「思考」と「発想」の活用)
第2編 創造経営によるマネジメント革新(創造的環境を育むマネジメント;企業・産業を支える創造的経営者の輩出;情報化の進展とマネジメント革新の必然性―トヨタとソニーにみる製販統合の取り組み)
資料編 さまざまな「思考」&「発想」を進めるためのツール