内容説明
本書は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた企業法務対応に焦点を当てている。企業法務全般における基本姿勢、法務部門のメイン業務である契約実務、株主総会・取締役会など、全10章で構成されている。新型コロナウイルス感染症の流行時だけでなく、それを乗り越えた先の実務も見据えた対応検討に役立つ。
目次
第1章 新しい時代の業務のやり方へ企業法務全般に係る心構えと対応
第2章 具体的なケースにみる契約業務に係る留意点
第3章 株主総会対応1 総会実施方法の検討上の留意点
第4章 株主総会対応2 総会準備と当日運営上の留意点
第5章 取締役会・監査役会等・指名・報酬 委員会の開催に係る留意点
第6章 日本法・GDPRに沿った個人情報の取扱いに係る留意点
第7章 事業継続に協力することを前提に債権回収・与信管理に係る留意点
第8章 在宅勤務、休業補償、人員削減 雇用への影響を踏まえた労務対応
第9章 当事者・代理人弁護士のための民事訴訟対応上の留意点
第10章 在宅勤務制度におけるコンプライアンス上の留意点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
17
今回の緊急事態宣言を受け、4月末の執筆時点で全10テーマ(うち二つは株主総会絡み)の企業法務が対応すべき課題について、気鋭の執筆者達が「その後」も見据えた提言を行ったもの。状況が日々変化する中では最新情報もすぐに陳腐化するとはいえ実にありがたい一冊。担当者必読だろう。この週明けから集中日期間が始まる株主総会は言うまでも無く(といっても開催予定の会社は既に準備完了しているのだが)、リモート勤務が未曽有の規模で実施された労務、感染情報の扱いが絡む個人情報、そしてコンプライアンスの辺りが読む上で緊急性が高いと個2020/06/08
hihuhihu
0
影響下の法務対応というより、どのように体制を整えるかという話だったような。つまり今さら読んでも…?2021/04/15