内容説明
本書の目的は、賃金と雇用の側面に生まれた新たな潮流を描き出し、その行く末を展望することにある。賃金に関しては「年俸制」に着目し、雇用に関しては出向・転籍という「企業間人材配置」に着目した。それらの発生を促した背景や経緯を明らかにし、その意味を分析すると同時に、現時点での機能を分析し、将来求められる対策を考えた。
目次
第1章 日本型雇用慣行の姿
第2章 雇用慣行の意味と変化を促す要因
第3章 年俸制の登場―その経緯と意義
第4章 年俸制の内容とその展望
第5章 退職金の制度と機能―その変化の可能性
第6章 人材移動の多様な経路―出向の重要性
第7章 企業間人材配置―出向の概観と発生メカニズム
第8章 移動者の移動に対する評価―満足度の決定要因
第9章 結びに代えて―変化の方向と対策
-
- 和書
- 小児病理学