出版社内容情報
不動産をファイナンスとして利用するために必要な基本知識をやさしく解説。マーケット環境のつかみ方から投資のしくみ、資金調達、CFの安定化や利回りに関する知識まで、論点を網羅しつつコンパクトに説明する。
内容説明
不動産投資・ファイナンスでどのような点に着目してリスクヘッジを行っていくべきかという視点から、図解を交えてやさしく解説。
目次
第1章 不動産のマーケット環境を把握しよう
第2章 不動産投資とは何なのかを正しく理解しよう
第3章 投資対象とする不動産の種類を正しく理解しよう
第4章 不動産投資における資金調達(デット)
第5章 不動産投資における投資スキームとエクイティ
第6章 安定したキャッシュ・フローを確保するために知っておくべき知識
第7章 利回りに影響する要因
第8章 不動産投資においテ知っておくべき会計・税務知識
第9章 不動産投資から発生するリスクをヘッジする
著者等紹介
山下章太[ヤマシタショウタ]
公認会計士、税理士。神戸大学工学部卒業後、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)、みずほ証券、東京スター銀行を経て独立。独立後は、評価会社、税理士法人、監査法人を設立し代表者に就任。その他、投資ファンド、証券会社、信託会社、学校法人などの役員を歴任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゼロ投資大学
3
不動産は銀行融資を利用してレバレッジを掛けて、取引を行うことのできる投資対象だ。市中金利より不動産によって得られる利回りが上回る時に優位性を持つ。また株式投資などと違って、銀行融資を使って自己資金以上の金額を動かせることは魅力だ。反面、流動性が低く、不動産市場が冷え込むといくら価格を下げても不動産を処分することができなくなったりもする。ベネフィットとリスクをしっかり認識しておかなければならない。2022/07/01
サラリーマン
1
本書は、不動産投資における資金面について網羅的に解説しており、現物不動産だけでなく不動産証券にも触れている。しかし、専門的な内容が多く、不動産投資初心者にはやや難解で、中級者向けの印象を受けた。収益不動産の所有を検討していたが、流動性の低さや現在の資金量に適さないことから、REITやオフィス、データセンターを所有する企業の株式への切り替えを決断した。2024/10/06
まるす
0
よく見かける用語が関連する用語とセットで解説されていてわかりやすかったように思う。CR(キャップレート)の理解が不十分な気がしており、この利回りの数値は実績でこのくらい稼ぐという指標として現れる場合と、国債等リスクの低い金融商品に比べて目標としたい期待値としての指標と両面の意味があり、文脈によってどちらなのか判断する必要があるのかと思われたが、本書からは明確にならなかった。金融や会計をかじっている人なら自明なのか私が勘違いしているのか。2025/02/02
しぶかつ君
0
過去に読んだ著者の本が分かりやすかったため購入したものの、新たな学びはあまりなかった。2022/02/24