感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuichi Tomita
7
ユーザーの立場からシステム開発委託契約で留意すべきポイントを対話形式で説明したもの。取り上げられているのは対立の多いテーマである権利の帰属、検収、契約不適合責任、第三者の権利侵害、損害賠償、納入遅延・解除など。 契約書をどう修正するか、どこで落とすかなど実践的な内容であり、債権法改正でどう変わったかの解説がしっかりある所が良い。あまり債権法改正を理解出来ていなかったということがよく分かつた。 レベル的には入門レベルであるが、しっかり理解しておきたいと思わされた。2021/12/24
Yuichi Tomita
5
再読。契約書を審査していて謎だった直接損害、間接損害の概念は、MHMもはっきりと説明しきれないようなものなのだな。それで何となく実務が回っているところがいい加減というか何というか(ここが争点になった判例も聞いたことがない。)。 トラブルになりやすい分野ではあるので、他も見てレベルアップしておきたい。2022/01/03
かずや
0
主観はユーザだけど、ベンダーとのバランスも考慮された、勉強になる一冊でした。もっと対立構造にして、ベンダー側の状況も含めたら、さらに面白く読めたのでは?という感想を持ちつつ、それは実務書でなはく、エンタメ小説に求める視点だと思い直しました。脳内補完にとどめます。 なれるSEを読み直したくなりました。2021/10/31
まさやん510
0
対話形式で、ソフトウェア開発委託契約に関する契約交渉、レビューのポイントが解説されている。ユーザー側の弁護士と企業担当との会話ではあるが、ユーザー側に振り切った交渉ではなく、実務の相場感や、ベンダー側の立場にも配慮した落としどころを探っていく感じが勉強になった。2021/09/15
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- 和書
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