内容説明
本書は、保険業の会計上の論点についてＱ＆Ａ形式で取り上げています。保険会社等においても、一般事業会社や銀行等と共通する勘定科目や論点が存在しますが、本書においては、保険業独自の制度や理論、会計慣行等にフォーカスして解説を行っています。また、執筆にあたっては内外の事例や図解を豊富に取り入れて説明に具体性をもたせるとともに、国際財務報告基準（ＩＦＲＳ）や法人税法、その他保険特有の指標等についても言及し、保険業の会計の特色が浮き彫りになるよう心がけました。第２版では、最新の業界動向や制度を解説するとともに、事例を更新しています。また、２０２０年６月に修正されたＩＦＲＳ第１７号「保険契約」をフォローしています。
目次
第１章 保険業とは（保険契約とは何か；保険会社における相互会社と株式会社 ほか）
第２章 会計の特徴（保険会社の会計に関する法令；生命保険会社と損害保険会社の会計処理等の違い ほか）
第３章 保険業の会計全般（支払備金；責任準備金 ほか）
第４章 保険業に特有の個別論点（ソルベンシー・マージン比率；ＩＦＲＳの概要）
第５章 財務諸表の分析（生命保険会社；損害保険会社）
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