内容説明
本書は、日系多国籍企業の台頭と日米の経済衝突の意味を考察し、現在のグローバル化の流れのなかで多国籍企業がボーダレス・カンパニーとして変容する姿を日米を代表する企業を事例に、そしてそれらの競争過程を中心に研究したものである。すなわち、企業がなぜ、そしていかに国際化をはかるか、またどのような環境の下にそれが可能か、さらにライバルにどう対処し、またいかに共存するか、という基本的な問題に答えたのが本書である。
目次
第1部 多国籍企業の概念
第2部 日米逆転―日本企業による世界制覇への過程
第3部 日米逆転―自動車産業における日米競争戦略
第4部 国際提携と国際分業戦略―対決から協調の時代