出版社内容情報
支払期日を守らないのが当たり前。倒産も少なくない。商慣習も違う。そんな海外企業の債権管理を具体的に指南。各国・地域別Q&A、海外企業宛て債権管理状況確認シート付。
内容説明
海外債権管理態勢を事前にしっかりと整えることは、健全な海外事業の成長のために必須の条件である。本書では、海外販路拡大を目指す日本企業が陥りやすい罠とその対応策について述べた後、企業や国の信用度分析を軸に海外債権管理態勢を具体的にどのように整えるべきかを説明する。最後に、取引先や国が危険な兆候に陥った場合の見分け方や支払遅延時の対処方法についてご紹介する。
目次
第1章 海外債権管理で日本企業が陥りやすい2つの罠とその対応策(陥りやすい1つ目の罠と対応策;陥りやすい2つ目の罠と対応策 ほか)
第2章 海外企業の債権管理/与信管理(ビジネスの流れと債権管理;海外企業の信用情報入手方法(信用調査会社と当局データの活用) ほか)
第3章 カントリーリスクの管理(カントリーリスクとは?;カントリーリスクの分析方法)
第4章 海外現地取引の決済制度とリスクヘッジ手段(現地取引の決済制度およびリスクヘッジ手段の特徴;カントリーリスクに対するヘッジ手段 ほか)
第5章 既存取引先の与信管理(取引先の危険な兆候;国の危険な兆候 ほか)
著者等紹介
保阪賀津彦[ホサカカツヒコ]
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社国際業務支援ビジネスユニット国際アドバイザリー事業部副部長。1986年慶應義塾大学経済学部卒業、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。外国為替ディーリングを担当後、三菱UFJファクターに出向、企画業務を担当。三菱UFJ銀行帰任後は国際業務部副部長として企業の海外展開および海外債権、為替、資金のリスク管理等のアドバイス、行員向けの研修を担当。2015年より現職にて、海外企業向けの与信管理・債権管理、外貨ALM管理、為替リスク管理等のコンサルティング業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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