出版社内容情報
ダイナミック・ケイパビリティとは、急速に変化する環境に対応して自己を変革する能力を指す。このビッグ・アイディアの提唱者であるティース教授の珠玉の論文6本を収録。
内容説明
世界で最も注目されている経営学のビッグ・アイディア「ダイナミック・ケイパビリティ論」。その創始者であるティース教授(カリフォルニア大学バークレー校)の珠玉の論文6本と訳者解説を収録!
目次
第1部 取引コスト理論からダイナミック・ケイパビリティ論へ(ウィリアムソンの経営学とその実務へのインパクト―ウィリアムソンに敬意を表して;前方統合とイノベーション―取引コストを超えて)
第2部 ダイナミック・ケイパビリティ論(ダイナミック・ケイパビリティの解明―持続的企業のパフォーマンスの性質とミクロ的基礎;ダイナミック・ケイパビリティ―ルーティン対企業家的活動;企業パフォーマンスの基礎―企業経済学におけるダイナミック・ケイパビリティとオーディナリー・ケイパビリティ)
第3部 ダイナミック・ケイパビリティ論の応用(多国籍企業におけるダイナミック・ケイパビリティ・ベースの企業家理論)
著者等紹介
ティース,D.J.[ティース,D.J.] [Teece,David J.]
現在、カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール教授であり、UCバークレー校のグローバル戦略とガバナンス・センターのディレクターおよびビジネス・イノベーション研究所のディレクターを務めている。これまで30冊以上の著書を出版し、経済学や経営学の一流雑誌に数多くの論文を掲載、今日、ダイナミック・ケイパビリティ論の創始者として世界で最も注目されている研究者の1人である。1995年から2005年にかけて、経営学分野で著書・論文が最も引用された著者の1人であり、2011年には米国で最も有名なAリスト経営学者30人の1人に選ばれている。また、現在、コンサルティング会社であるバークレー・リサーチ・グループの会長でもあり、学術雑誌Industrial & Corporate Change(Oxford University Press)の編集者でもある
菊澤研宗[キクザワケンシュウ]
慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授。1981年慶應義塾大学商学部卒。1986年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。1988年防衛大学校社会科学教室専任講師・助教授。1993年ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員(1年間)。1998年博士(商学)(慶應義塾大学)。1999年防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授。2002年中央大学大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール)教授。2006年慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授。2012年カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院客員研究員(2年間)。元経営哲学学会会長、現在、日本経営学会理事、経営行動研究学会理事、経営哲学学会理事、戦略研究学会理事。著書に『比較コーポレート・ガバナンス論』(第1回経営学史学会賞、有斐閣、2004年)など
橋本倫明[ハシモトノリアキ]
東京都市大学都市生活学部講師。博士(商学)(慶應義塾大学)。慶應義塾大学商学部卒。同大学大学院商学研究科博士課程単位取得
姜理恵[カンリエ]
光産業創成大学院大学准教授。博士(経営管理)(青山学院大学)。名古屋大学経済学部卒。MBA(ファイナンス、中央大学)。事業会社・投資会社等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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