出版社内容情報
高校生が、バイト先で経済学の先生と出会い、歴史や政経の教科書を読み返したり、夢の中で経済学の巨人と会話したりする中で、経済学の魅力に惹かれていくまでを小説で描く。
内容説明
高校三年生の経太君は進路に迷っていた。ところが、ひょんなことから経済学者、杉本先生の中学三年生の息子、栄一君の家庭教師をするようになり、杉本先生との対話から経済学の世界に魅了されるようになった。アダム・スミス、マルクス、ケインズくらいの名前だけは知っていたが、勉強をしていくうちに高校の教科書で学ぶ事柄とは違う、本物の経済学の世界を垣間見るようになった。偉大な経済学者と夢の中で対話するまでになった経太君の経済学修業。一体、経太君はどこへ向かおうとしているのか。高校までの受験勉強から大学での本格的学問への橋渡しを試みた異色の経済学入門。
目次
第1章 経済学をもっと知りたい!
第2章 グラスゴウ大学の道徳哲学者に会う
第3章 経済学生誕の地はイギリスかフランスか?
第4章 アダム・スミス『国富論』が出版される
第5章 「見えざる手」の独り歩き
第6章 古典派経済学の形成
第7章 リカードからミルへ
第8章 マルクス経済学
第9章 マーシャルと新古典派経済学
第10章 ケインズ経済学
終章 経済学をより深く学ぶために
著者等紹介
根井雅弘[ネイマサヒロ]
京都大学大学院経済学研究科教授、経済学博士。1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。2000年4月より現職。現代経済思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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