出版社内容情報
欧米企業が実践するリスクマネジメントや保険手配の手法をQ&A方式で紹介。効果的な危機管理体制構築や保険プログラム見直しなどを解説する、海外進出企業の新しい必読書。
内容説明
保険=コストではありません。また、あまり検討せずに何年も同じ保険契約を漫然と継続するのは避けたいものです。企業はリスクマネージャーを任命し、適切なリスク対策を講じる必要があります。その対策の1つとして、企業保険の有効な活用を検討しましょう。本書は、企業の経営者はもちろん、経営企画部門、財務部門、法務部門、リスク管理部門の方々にぜひ読んでいただきたい一冊です。海外で戦う企業の担当者必読!真に役立つ保険手配の入門書。欧米企業が実践しているリスクマネジメントや保険手配の手法をQ&A方式で紹介し、リスクマネジメント体制の構築や保険プログラムの見直しなどに役立つ効果的な実務を平易な言葉で解説。
目次
第1章 企業経営とリスク
第2章 海外子会社のリスク管理
第3章 国際企業保険の注意点
第4章 企業財物保険
第5章 賠償責任保険
第6章 経営リスク保険
第7章 ボンド
第8章 リスクエンジニアリング
第9章 事故と保険金請求
まとめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
4
企業活動のリスクマネジメントを考える上ではどうしても保険の活用を切り離して考えることは不可能だと思う。特に、国際ビジネスになると、その不確実性が増すのでなおさら。本書は、そういった国際ビジネスにおける保険活用の推進を目的として、国際的な企業保険の概要を解説する入門書となっている。細かい理論的な側面は書かれていないものの、ざっと概略を掴む目的であれば、それに即した知識は得られると思う。あとは、その知識をベースに実務において保険を意識したリスクマネジメントをトライアンドエラーで繰り返していくしかないと思う。2020/06/23