出版社内容情報
さまざまなテクノロジービジネスについてわかりやく解説する1冊。最先端で活躍する専門家に弁護士がインタビューし、法務の論点を洗い出して先行事例をふまえ解説する。
内容説明
テクノロジーのスペシャリスト×法務のスペシャリストが生み出すシナジー…テクノロジーとイノベーションをめぐる13のテーマについて、最先端で活躍するテクノロジーの専門家のお話を、弁護士によるインタビュー形、式でわかりやすくお伝えします。それぞれのテーマについて、各分野の法務に精通する弁護士が、海外の動向も踏まえた最新の論点整理と実務解説を行っています。規制を論じるだけではない、テクノロジーと法務のかかわり方を考えるきっかけとなる1冊です。
目次
Introduction イノベーション
人工知能
ビッグデータ
ロボット
自動運転
仮想通貨(暗号資産)
ブロックチェーン
匿名化・暗号化
サイバーセキュリティ
仮想現実(VR)
再生医療
ゲノム編集
宇宙産業
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hatann
6
AIなどテクノロジーとイノベーションの領域の専門家に弁護士がインタビューを行う。弁護士による専門領域の著作といえば、当該領域の法律をただ解説するという体裁のものばかり。しかし法務の仕事は法律を知ること以上に取引対象や背景を理解してリスクを分析することが重要である。とっつきにくい技術の世界に法務又は弁護士の目線でインタビューして、そのあとで法律を付記するというスタイルが心憎い。技術がクロスオーバーする今後の展開を見据えれば、如何なる業界に属していても、一定の流行領域における知見が有意義なものとなろう。良著。2019/12/28