出版社内容情報
国連が示した「新国富指標」はGDP等の経済指標では測れない豊かさ、持続可能性を計測できる。本書は、この新国富指標を地域・地方に適用し、豊かなまちづくりを提言する。
内容説明
国や地域の豊かさを示す新たな経済指標「新国富指標」を活用したまちづくりが進んでいます。「新国富指標」は、経済の持続的な発展につながる「資本」が国や地域にどれだけあるのか、教育、健康、自然なども含めて換算した新たな経済指標です。この指標でまちの豊かさに影響する保育所の運営やバスの運行などといった事業を選び出し、来年度の予算に反映することを検討している自治体が増えてきています。
目次
第1部 社会の豊かさを測る新しい社会・経済指標(持続可能な発展の国際的議論と新国富指標;新国富指標とは;『新国富報告書』から見る世界の豊かさ;新国富指標で測る日本の豊かさ;新国富指標の実用例―自治体ランキング)
第2部 社会課題を解決するソーシャル・アントレプレナーシップ(持続可能な社会づくり;社会とアントレプレナーシップ;企業の持続可能性とESG;世界のソーシャル・アントレプレナーシップ;日本の地域におけるソーシャル・アントレプレナーシップと評価)
著者等紹介
馬奈木俊介[マナギシュンスケ]
九州大学主幹教授・都市研究センター長。九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授、都市研究センター長。九州大学大学院工学研究科修士課程修了。米国ロードアイランド大学大学院博士課程修了(Ph.D.(経済学博士))。サウスカロライナ州立大学、横浜国立大学などを経て、現職。東京大学客員教授、経済産業研究所ファカルティフェロー、地球環境戦略研究機関フェローを兼任。学術誌Economics of Disasters and Climate Change編集長、IPPC代表執筆者、IPBES統括代表執筆者、国連「新国富報告書2018」代表。専門:都市工学、経済学
中村寛樹[ナカムラヒロキ]
中央大学准教授。中央大学商学部准教授。東京工業大学工学部開発システム工学科卒業(学士(工学))。同大学院社会理工学研究科価値システム専攻修士課程修了(修士(工学))。同大学院理工学研究科国際開発工学専攻博士課程修了(博士(工学))。財団法人日本生産性本部、北九州市立大学、九州大学などを経て、現職。専門:社会システム工学
松永千晶[マツナガチアキ]
九州大学助教。九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座助教。博士(工学)。九州大学大学院工学研究科修士課程、フランス・パリテック修士課程(エコール・ポリテクニク、国立土木学校、パリ国立高等鉱業学校)修了。専門:交通工学、都市計画学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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