出版社内容情報
移転価格文書を作成する際に必要な基礎知識や留意すべきポイントがすっきりわかる。移転価格文書サンプル(マスターファイル・ローカルファイル・CbCR)付きの最新版。
信成国際税理士法人[シンセイコクサイゼイリシホウジン]
編集
内容説明
移転価格文書の作成は、日本では2010年度税制改正により間接的に義務づけられ、提出期限内に提出ができない場合、ペナルティが科されることとなりました。2015年にはBEPS最終報告書が公表され、それを受けて2016年度税制改正において多国籍企業情報の報告制度が創設されるなど、移転価格税制を取り巻く環境は劇的に変化しています。海外の移転価格課税リスクが飛躍的に高まっている現在の状況において、海外進出企業が海外の税務当局に不必要に課税されるのは国益にならないと考え、海外の税務当局に税務情報を適切に開示し、透明性を高めるために有用なマスターファイルの作成方法を中心に第2版では追加しています。本書では、移転価格税制への対応の基礎的な考え方を平易な言葉で説明するとともに、移転価格文書の作成ノウハウについてわかりやすく解説しています。また、自主的に作成する際の参考となるように巻末資料として「移転価格文書」(ローカルファイル・マスターファイル・CbCR)のサンプルも掲載しています。
目次
第1章 移転価格文書作成の基礎(移転価格課税を取りまく環境;移転価格とは ほか)
第2章 移転価格文書化の実務(BEPSプロジェクトによる移転価格文書化;日本における移転価格文書化制度の導入 ほか)
第3章 LF作成のポイント(概要;事実分析 ほか)
第4章 移転価格文書作成の具体事例(事例1:日本子会社の移転価格分析;事例2:日本親会社における移転価格文書作成 ほか)
-
- 和書
- 電磁気学