証券化とSPE連結の会計処理―金融商品のオフバランス取引をめぐる実務 (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502269608
  • NDC分類 336.92
  • Cコード C3034

内容説明

SPEの存在が俄然注目を集める契機となった米国エネルギー商社エンロンの事件により、米国では証券取引委員会がオフバランスシート・アレンジメントの開示強化を打ち出すとともに、FASBが解釈書46号「変動持分事業体の連結」を公表し、SPEをはじめとした変動持分事業体の連結に関する新たな会計指針を示した。本書は、最も証券化の発達している米国における金融資産の譲渡および証券化に関する会計基準その他の会計指針の説明、およびSPE等の連結範囲の決定に関する上述のFASB解釈書の解説を主なテーマとしている。また、米国会計基準との対比を含めた日本の会計基準およびIAS/IFRSを説明している。今回の改訂にあたっては、証券化取引に密接に関連する米国新基準書155号・156号のほか、日本のSPE連結に関する動向等を反映した。

目次

第1章 金融資産の譲渡と証券化の概要(証券化の類型;証券化のステップ ほか)
第2章 米国会計基準における証券化の会計処理(SFAS140号の概要;オフバランス化処理の要件の概要 ほか)
第3章 米国会計基準におけるSPE連結の会計処理(SPE連結見直しの契機となったエンロン問題;FIN46/FIN46R「変動持分事業体の連結―ARB No.51実務指針」の内容 ほか)
第4章 日本会計基準における証券化およびSPE連結の会計処理(金融資産譲渡と特別目的会社の連結に関する会計指針;金融資産の譲渡と売却処理の要件 ほか)
第5章 IAS/IFRSにおける証券化およびSPE連結の会計処理(IAS39号の設定と改訂;改訂IAS39号における認識中止に関する規定 ほか)

著者等紹介

荻茂生[オギシゲオ]
1974年3月明治大学商学部卒業。1974年11月デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ会計事務所(合併により現、監査法人トーマツ)入社。1979年2月公認会計士第三次試験合格、公認会計士登録。1995年5月米国公認会計士試験合格。現在、監査法人トーマツ代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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