内容説明
現段階で、900条を超える会社法を理解して経営にあたることは困難でしょうし、また非常に効率が悪いと言わざるを得ません。会社法と関連する会社法施行規則、会社計算規則等の法務省令、あるいは会社法関係整備法などの中で、自社に関連する重要部分を取り出し、これらを立体的に把握することが先決です。本書は、中小企業の経営者や実務担当者にとってもっとも関心の高い事項にポイントを絞り、平易に解説したものです。従来と新制度でどのように改正されたのか、新旧比較及び変更点、メリットとデメリットなど図表も用いて簡潔明瞭にしていますので、必要に応じて分かるように工夫してあります。
目次
第1章 中小企業にとっての会社法のポイント
第2章 株式会社の機関設計をどのようにすればよいか
第3章 会計参与制度の導入と留意点
第4章 資本金はいくらとすべきか
第5章 事業承継を意識した株式制度の活用
第6章 決算実務はどのように変わるか
第7章 有限会社はどうすべきか