内容説明
戦略的に何をすべきかの目的での戦略分析案内書である。企業による価値創造の観点からの利害関係者志向と企業の社会的責任の考え方のさらなる展開を含む。補完関係、事業エコシステム、そしてプラットフォーム戦略を含む産業間のつながり(Linkage)へさらに関心をあてている。戦略実行にたいする統合的なあつかい―戦略策定や戦略実行への統合的な考え方(戦略変更、技術、成熟産業、グローバル戦略、および多角化にかんする事は戦略の策定とと実行とを分析している)を保ちつつ、戦略実行への体系的な考え方を提供している。協働作業の戦略、とくに戦略的提携について重点的にあつかっている。
目次
第1部 序論(戦略の概念)
第2部 戦略分析の手法(目標、価値および業績;産業分析―基本原理;産業分析と競争分析にかんする追加的話題;資源と能力の分析;組織の構造と経営システム―戦略実行の基本)
第3部 事業戦略と競争優位の追求(競争優位の源泉と次元;産業発展と戦略変化;技術に基礎を置く産業と革新の管理;成熟産業での競争優位)
第4部 全社戦略(垂直統合と企業の事業領域;グローバル戦略と多国籍企業;多角化戦略;全社戦略の実践―多角化事業(マルチビジネス)企業経営
外部からの成長戦略―合併、企業買収、および戦略的提携
戦略的経営における現在の傾向)
著者等紹介
グラント,ロバート・M.[グラント,ロバートM.] [Grant,Robert M.]
1948年英国ブリストル生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業後、ロンドン・シティー大学で博士号取得。元ボッコーニ大学ENI冠講座教授。ジョージタウン大学、ロンドン・ビジネス・スクール、カリフォルニア・ポリテクニック大学、等で教授歴任。Long Range Planning等の学術誌エディター。資源理論と知識理論研究で知られている
加瀬公夫[カセキミオ]
1949年千葉県生まれ。スペインIESE経営大学院で経営修士、英マンチェスター大学で経営学博士号取得。北京師範大学講座教授、国際大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Hisao Chugun
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