内容説明
本書は、サーベインス・オクスリー法302条の経営者宣誓と404条の財務報告に係る内部統制の経営者評価、およびCOSOの内部統制のフレームワークをもとに、企業の代表者が確認書を提出するにあたって、確認すべき有価証券報告書の記載内容が適正であることの確認と、財務諸表等が適正に作成されるシステムが機能していたことの確認の際に使用できる「内部統制の評価モデル」を提示するものである。
目次
企業内容等の開示に関する内閣府令と代表者確認
内部統制の評価規準
COSOフレームワークの実務的展開
プロジェクト体制と計画
会社レベルの統制
重要な勘定科目とアサーション、重要な取引とプロセス
プロセス、アプリケーションにおける統制の設計上の有効性評価
統制の運用上の有効性評価
内部統制の総合的有効性評価
有価証券報告書の記載内容が適正であることの確認〔ほか〕
著者等紹介
土田義憲[ツチダヨシノリ]
1978年中央大学大学院商学研究科卒業。新日本監査法人代表社員、公認会計士、経営学博士。1977年、アーサーヤング(現アーンストアンドヤング)入社、1987年からブラッセルおよびロンドンに11年駐在のあと、内部統制とカバナンスのコンサルティングに従事。著書に、『内部統制の実務』(第32回日本公認会計士協会学術賞受賞、中央経済社、2003年)など
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