内容説明
原価計算のやり方は、自社の経営環境や製造工程、生産体制を考慮して最適な方法を選んでいます。その考え方は1つのノウハウなのですが、同時に、独自性の強い計算方法を採用することも見うけられます。また業種は同じでも、計算方法は異なる事例も多いのです。企業がシステム化において、パッケージソフトの導入を困難にし、おびただしい数のカスタマイズが必要になり、その結果、システムが複雑化して原価計算システムを動かす人も、そこで作られた資料を使う人も、計算結果に不安を抱いているというのが現状です。こうした困難に対して、本書は、どのようにしてシステムの企画と開発導入を進めていくべきかを50の留意点にまとめて解説しました。
目次
第1部 企画責任者のための20の秘訣(現場で使える原価計算システムを導入するには;パッケージ・ソフトの活用;原価計算の基本方針;材料費の計上方法;労務費と間接費の配賦 ほか)
第2部 開発責任者のための30の秘訣(原価計算のために保有すべきデータ;入出庫データと棚卸資産の評価方法;外注費の製品原価への取込み;補助部門費の配賦計算;製造部門費の配賦計算 ほか)
著者等紹介
勝本宗男[カツモトムネオ]
1949年長崎県に生まれる。1971年横浜国立大学経営学部卒業。公認会計士二次試験合格後、アーサーアンダーセン会計事務所監査部門入社。1972年同社コンサルティング部門へ移籍。パートナーを経て(1986年)、監査部門へ移籍してビジネスシステム・コンサルティング・グループのディレクター(1990年)。1992年横浜国立大学経営学部会計学科非常勤講師。1993年アーサーアンダーセンを退社して、株式会社マネッジ・ケイを設立。代表取締役として現在に至る。1993~1994年日本情報システム・ユーザー協会情報化対策委員会委員。1996年~2002年國學院大学経済学部非常勤講師。2002年~2005年中央大学アカウンティング・スクール非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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