内容説明
わが国独占禁止法の母法であるアメリカの反トラスト法。その中核をなすシャーマン法において解釈の中心となるRule of Reasonは、アメリカでどのように生まれ、現在どのように位置づけられるに至ったのか。本書では、裁判例や経済理論の歴史的展開を辿りながら、反トラスト法の基礎理論であるRule of Reasonについて考察する。
目次
第1章 Rule of Reasonの歴史(rule of reason序論;rule of reason論:初期の展開 ほか)
第2章 Quick Look論争(quick lookへの道;quick look放棄論 ほか)
第3章 再販売価格維持とRule of Reason(概略 per se ruleからrule of reasonへ;再販売価格維持と競争 ほか)
第4章 Standard Oil判決の再考と経済理論(rule of reasonの規範的基礎;Standard Oil判決のrule of reason適用実践 ほか)
第5章 Rule of Reason訴訟の実態と再検討(rule of reasonの基本的解釈;各項目の検証 ほか)
著者等紹介
久保成史[クボマサヒト]
1953年兵庫県に生まれる。1976年成城大学経済学部経済学科卒業。1986年専修大学大学院法学研究科博士後期課程民事法学専攻単位取得満期退学。1990年姫路獨協大学経済情報学部専任講師。1993年姫路獨協大学経済情報学部助教授。1993年~1994年コーネル大学ロースクール客員研究員(反トラスト法研究に従事)。1999年姫路獨協大学経済情報学部教授。1999年姫路獨協大学入試広報部長。2001年姫路獨協大学経済情報学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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