内容説明
本書は、米国会計基準を勉強するために基本となる事項を網羅したものです。米国基準に含まれるFASBの基準書をはじめとした基準書・意見書等は膨大なものです。また、毎年、かなりの量の基準書等が追加・修正されています。しかし、米国基準は長い時間をかけて醸成された「体系的な基準」であることは間違いありません。根幹となるベースがきっちりしており、米国基準を構成する基準書等の間で不整合があまりないという利点は評価しなければなりません。日本では、米国基準や国際財務報告基準に追いつくべく新しい基準が作成されはじめていますが、その新しい基準のベースとなるのは、やはり米国基準ということになります。米国基準を勉強することは、将来の新しい日本基準を勉強することになるでしょう。
目次
米国の会計基準
財務諸表の様式
貸借対照表項目
損益計算書項目
デリバティブ
外貨換算
企業結合
連結財務諸表・持分法
減損
破産・準再組織と非金銭取引
中間期における財務報告
米国会計基準と国際財務報告基準との収斂化
SEC関連規定と様式20‐F
企業改革法
米国の監査基準・監査報告書