内容説明
企業再生が日本経済復活のカギとなるなか、従来とは異なり、民事再生・会社更生といった法的整理も、過去の暗いイメージから脱皮し再生の重要な手段としての活用が一般化しつつあります。そうした動きに呼応して、私的整理の動きも活発になり、これからの再生において実績を上げることが期待されています。本書は、それらの手法の実務上の疑問点を解消すべく、会計・税務上の諸問題を、最新の法令に基づいて明快に解説するものです。
目次
第1章 民事再生法編(総論;申立書類;財産評定;債権調査と認否;再生計画案;民事再生の税務)
第2章 会社更生法編(総論;財産評定;開始決定後裁判所提出財務書類;会社更生の税務)
第3章 私的整理編
第4章 個別の会計処理
第5章 法律用語解説
著者等紹介
関口弘和[セキグチヒロカズ]
公認会計士。昭和59年監査法人太田哲三事務所(現新日本監査法人)入所。現新日本監査法人社員。日本公認会計士協会経営研究調査会「財産評定専門部会」専門委員
香取雅夫[カトリマサオ]
税理士。大蔵事務官、国税調査官、大蔵省理財局、総合商社トーメンを経て、平成12年3月カンボジア「税制度整備」調査JICA短期専門家。平成12年6月新日本アーンストアンドヤング(株)入所。現新日本アーンストアンドヤング税理士法人シニアマネージャー
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