内容説明
本書では、会計システムの核の部分は何かを常に意識し、いたずらに詳細な議論を行うことは避け、また、経済社会において会計システムが果たしている基本的な働きに関して、取引を円滑に実施するための不可欠な経済的シグナルを生み出すシステムとして会計を捉え、ある意味で同様の機能を担う価格システムとの関わりを常に念頭において、解説しています。旧版を全面的に見直し、理解を確実にするための設例を追加するなどかなり大幅に加筆修正した結果、企業会計の基本的な一連の論点をあますところなく取り上げ、かつ効率的に学習できる形に仕上がっています。
目次
会計の意義・役割および目的
複式簿記の仕組み
会計の制度的フレームワーク
会計の測定と報告の仕組み
貸借対照表の作成と資産会計
貸借対照表の作成と負債会計
貸借対照表の作成と資本会計
損益計算書の作成と損益会計
連結会計の基礎
連結会計の展開
連結キャッシュ・フロー計算書
著者等紹介
中村宣一朗[ナカムラノブイチロウ]
大阪大学名誉教授、経済学博士。1932年京都府に生まれる。大阪大学経済学部を卒業し、同大学院経済学研究科に進む
高尾裕二[タカオヒロジ]
大阪大学大学院経済学研究科教授・博士(経済学)。1952年大阪府に生まれる。大阪大学経済学部を卒業し、同大学院経済学研究科に進む
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