内容説明
配当政策は経営者のメッセージ、信頼性の高い首尾一貫したメッセージが株価を動かし、企業を強くする。好感される配当政策とは?ペナルティーが大きい配当政策とは?業績連動型から下方硬直的な配当政策への脱却で、企業は劇的に強くなる。
目次
動揺する配当政策
第1部 コロボレーション効果の基礎―証拠の蓄積(日本企業の配当政策;コロボレーション効果のイントロダクション;中間利益・中間配当・年次利益の相互作用;連続増益と連続増配の経済的意味)
第2部 コロボレーション効果の応用―配当のライフサイクル仮説の検証(配当の利益予測能力;増配企業と減配企業の財務的特徴;増配選択と減配選択の決定要因;配当のライフサイクル仮説に対する市場の評価)
結論と展望
著者等紹介
石川博行[イシカワヒロユキ]
1995年神戸大学経営学部卒業。1998年日本学術振興会特別研究員(~2000年3月)。2000年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、神戸大学より博士(経営学)の学位取得。2000年大阪市立大学商学部専任講師。2001年大阪市立大学大学院経営学研究科助教授(2007年~准教授)。2003年ニューヨーク大学スターン・ビジネススクール客員研究員。2008年メルボルン大学経済・商学部客員研究員。2009年大阪市立大学大学院経営学研究科教授(~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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