内容説明
多面的事業展開を行う総合商社の歴史的変遷や機能、会計処理、監査上のポイント等について解説。会計処理については、総合商社というビジネス特有の論点、すなわち、貿易取引や収益の認識方法(売上計上基準)、M&A、税効果会計、そしてコモディティ、リース、資源会計について整理した。主要各社が米国会計基準を採用しており、現在国際会計基準の早期適用を検討していることから、日本基準・米国会計基準・国際会計基準の比較を積極的に行っている。
目次
第1編 経営(商社とは;商社の財務構造とリスクマネジメント)
第2編 会計・税務(ビジネス総論;貿易取引;収益認識基準;M&A ほか)
第3編 監査(監査の概要;業種別にみる内部監査の実際;商社における会計監査のポイント;公認会計士監査と内部監査の連携状況 ほか)