内容説明
平成28年に成立した「年金受給資格期間短縮法」(年金機能強化法の一部改正)と、「持続可能性向上法」(公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律)について、社会保険労務士をはじめとする年金相談に携わる方に向けて解説するものです(第2章・第3章)。また、上記2つの法律を理解するためにも、現在の年金制度についてわかりやすくまとめて解説しています(第1章)。今回の改正で注意すべき事項を踏まえつつ、年金額の計算シミュレーションや想定される相談事例など具体的な内容も盛りだくさんで、年金相談のいろいろな場面に対応できる1冊となっています。
目次
第1章 現在の年金制度総まとめ(公的年金制度はなぜ必要なのか;公的年金制度のしくみ;厚生年金被保険者の種類と実施機関 ほか)
第2章 年金受給資格期間短縮法(年金が受けられない無年金者の状況;受給資格期間短縮の実施に至るまでの経緯;受給資格期間短縮の内容について ほか)
第3章 持続可能性向上法―公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律(成立するまでの経緯;法律の趣旨;改正内容 ほか)
著者等紹介
三宅明彦[ミヤケアキヒコ]
特定社会保険労務士。法政大学卒業後、会社勤務を経て、平成4年に社会保険労務士資格を取得し開業。平成18年に特定社会保険労務士を取得。企業の労務管理や執筆活動とともに、各金融機関や社会保険労務士会にて年金セミナー・年金研修・年金相談講師を行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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